アメリカ再興のためのメッセージ・そして日本と……。

 

      🍀【平和を愛する世界人として・文鮮明師自叙伝】🍀

 

 1958年、日本の外的な経済の急成長と共に内生的(霊性)の成長を必要として、圧政政治の記憶から誰もが反対する中、まだ国交のない日本に崔奉春(チェポンチュン・西川勝)宣教師を送りました。そして翌年、1959年にはアメリカに金永雲(キムヨンウン)宣教師、その翌年には金相哲(キムサンチョル)宣教師を送り、全世界に向けた宣教史の第一歩を踏み出しました。

 

 🍎当時のアメリカは、1961年~73年にわたるベトナム戦争に参戦し、撤退するまでの8年間約46000人の死者、30万を超える重軽傷者を出すという、アメリカ全土に厭世的な雰囲気が蔓延し始めているときでもありました。

 

 後にアメリカに渡った、文鮮明師がアメリカのために語られたメッセージが自叙伝に書かれています。今の日本に置き換えてもおかしくない、共通したものが多くありますので、本著からそのまま引用させていただきます。

 

 この当時のアメリカは、1961年~73年にわたるベトナム戦争に参戦し、撤退するまでの8年間約46000人の死者、30万を超える重軽傷者を出すという、アメリカ全土に厭世的な雰囲気が蔓延し始めているときでもあります。

 

💛181ページ、《1970年代初頭のアメリカといえばベトナム戦争をめぐる葛藤と物質文明に対する懐疑で社会が激しく分裂していたころです。人生に意味を見い出すことができない若者たちは道端をほっつき歩いて酒と麻薬、フリーセックスに人生を費やし、霊魂を堕落するに任せてきました。彼らが彷徨するのを止め、正しい人生に導いてやるべき宗教はもはやその役割を失ってしまいました。そのために低俗で猥褻な雑誌類が道端で売られ、麻薬を吸って厳格を見ながらふらふら歩く若者たちがあふれ、離婚した家族の子どもたちは心の拠り所を失って街をさまよいました。あらゆる犯罪が幅を利かせるアメリカ社会に警鐘を鳴らそうとして、神は私をその地に送られました。

 アメリカは本来ピューリタン精神によって建てられた国です。わずか200年の間に世界最大の大国になるほどの目覚ましい発展を遂げたのは、神から無限の愛の祝福を受けたからです。アメリカの自由は神から来たものです。ところが、今のアメリカは神を捨てました。今のアメリカの人たちは神から受けた愛をすべて失ってしまいました。何が何でも霊性を回復しなければアメリカのに未来はありません。私は皆さんの霊性を目覚めさせ、滅びつつあるアメリカを救うためにここにやって来ました。悔い改めてください。!悔い改めて神に還らなければなりません!》

 

 🌻アメリカ再興のために起ち上がった文鮮明師の中には、この時すでに韓国、日本、アメリカの三国が「神主義」の理念のもとに推し進める平和世界の構想が出来上がっていたのです。

 

 

   ☆☆☆ 本然の世界を復帰するための摂理 ☆☆☆

 神様が今まで苦労して摂理してこられたのは、ただみ旨を成就するためでした。そのみ旨の帰一点をどこに置いたかというと、人間と神様が苦楽を共にできるところにおいたのです。人間が、神様の希望されるみ旨を成就して、神様と永遠に苦楽を共にできる関係を結ぶようになれば、神様は人間の真の父であり、人間は神様の真の子女になるのです。このようになれば、神様の意志がすなわち人間の意志になり、人間は全被造万物とも和動して、神様に栄光を返しながら、神様の知恵深さと、慈しみ深さと、恵み深さを、永遠に賞賛するようになるでしょう。そのような日が来ることを、神様と人間と万物は願っているのです。み旨が成し遂げられれば神様と人間が一体となり、神様が楽しければ人間も楽しく、人間が楽しければ神様も楽しくなります。すなわち神様の意志が人間の意志になって、二人ではない一人として和動できるようになることによって、人間は神様に永遠の理想の喜びをお返ししてさしあげ、また自らもそれによって永遠の喜びを感じるようになります。

            【天聖経・第四章 本然の世界を復帰するための摂理】より